スタジオ日記

近頃の台風に思うこと

2019. 10. 08

近頃の台風に思うこと

また大きな台風が迫ってきています。近年台風が大型化して農作物に多大な影響がでてきていますね。

昨日も農家さんから台風が来る前に作物をすべて収穫せねばならないと連絡が入り、シェフも急ぎ飛び出しました。(近鉄で販売している大和情熱野菜の確保のため)

丹精こめて作った作物の収穫間近の被害などはいたたまれない気持ちになります。

強風の被害などは全てを吹き飛ばしてしまうため防ぎ様がありません。台風がくるからといってあまりに早い収穫は無理ですし、長雨や酷暑の影響も収穫量が減ったり味が落ちたりと思うような物が出来ない時期が長く続き本当にご苦労されています。このような話を聞くと農業というのはなんと厳しくて難しく、大変な仕事なんだろうと思います。

ここ最近の台風の巨大化は、これまで温暖化を放置してきた私達への自然からのしっぺ返しだと感じずにはいられません。

先日スエーデンの少女グレタ・トウンベリさんの温暖化対策への訴えは、私自身にも問われている様な気がして大人としてとても恥ずかしく思いました。

どれだけ科学が発達しても自然を作りだす事だけは出来ません。人間も地球に生きる生物のひとつとして、この地球の上の自然と共に共存しているという謙虚な気持ちがなければ、この先私達は自然の猛威に立ち向かえないのではないかと思います。

台風を通して、日々食べている作物がいかに途方もない努力と自然の恵みによって成り立っているかを感謝しつつ頂かなければと思います。