スタジオ日記

残暑お見舞い申し上げます

残暑お見舞い申し上げます

慌ただしく夏のオリンピックも終わり、気がつけばもう暦の上では立秋。もう秋ですね。
まだ暑い毎日ではありますが、空を見上げると確かに秋を感じる今日この頃です。
皆様お元気にお過ごしでしょうか。

長い間ブログをお休みしておりましたが、秋からのレッスンも始まるにあたり、今まで書き貯めていた事をすこしずつ書いていこうと思います。

さて今年の初夏は、地元(奈良県産)の素材、梅やプラム、杏や山椒などが次々と届き、その加工作業に追われていました。
追われるといっても実は、この時期の楽しみでもあります。
この小さな赤い実は「メスレー」といってプチトマトほどのすもも。
実がしっかりしていて、とても甘く酸味もあり美味しかった。
これをたんまりコンポートにし、お店のデザートで大活躍しました。


ここ数年、果物や野菜たちが次々と届く理由をお話しますと、シェフ(主人)が奈良県産の作物を数年前より扱っておりまして、その際にはじかれた作物(曲がってたり、少し傷みかけていたりなど)や見つけたお得な作物など急にドーンと購入してくるからなのです。(;’∀’)

初夏はすでに気温も高く、熟してる物などは急ぎ加工しなければならず忙しくなるわけです。

さてそんな中、今年の目玉はこの「山椒」

すばらしく実の揃ったきれいな「山椒」でした。1キロ

実は私が頼んだのはたった300g程度だったのですが、
頼むといつもこんな感じです。(;’∀’)
鮮度が落ちる前に急ぎ何とかせねばなりません。


洗った後の小枝取りが思った以上に大変で、、
肩が凝りました。

今回作ってみたかった「山椒茶」。
お茶とはいうものの、こちらのレシピは山椒を蜂蜜に漬け込むだけで出来る「韓国茶」。
「韓国茶」茶というのは、なつめや柚子など薬効の高い果実や実を蜂蜜や砂糖で煮るだけの物。
韓国はそれをお湯で割って健康のために「茶」として飲む習慣があります。

ソウルには「韓国茶」の専門店も多く、夜中まで営業しているので、意外にカップルや若者で遅くまでにぎわっています。
私も「韓国茶」が大好きで、ソウル出張の際の楽しみでした。(必ず店に一緒に置いてある餅菓子がまた美味しいのです♪)
話は飛びましたが、この「山椒茶」、上下を時々混ぜながら秋まで気長に出来上がるのを待ちます。
このところ日中の温度が高かったせいか、、発酵しつつあったので冷蔵庫に移動させました。
(発酵臭で山椒の香りが消えるのを防ぐためです)
残った山椒はさっと湯がいて冷凍。
「山椒茶」は出来あがればまたブログでお伝えしたいと思います。

このびわは奈良は五條の方から頂いたもの。
スーパーでよく見かける「茂木びわ」よりひとまわり大きい「田中枇杷」という品種です。

田中」?と聞いて冗談かと思ったら、ちゃんと歴史があって明治12年に田中という方によって作られた品種だそうです。

収穫までは酸味が強いそうですが、完熟は甘味と酸味のバランスがよくなるのが特徴だそう。
頂いた物も丁度食べごろで美味しかった~。
こちらも沢山あったので急ぎコンポートにしました。

枇杷はフレッシュも、もちろん美味しいのですが、
コンポートにすると全く別の味に変身します。(大好物)
種からでるエキス(香り)がシロップに染み出して、いわゆる「杏仁豆腐」の香りになるんですね。
イタリアは杏のリキュール「アマレット」も有名ですね。


「杏仁」=杏の種も元は薬として食べていた物。
同じバラ科の枇杷の種も同じように皮膚、喉、肺などの粘膜を正常に保つ薬効がある様です。

但し、枇杷や、杏、梅、桃、スモモ、さくらんぼなどのバラ科の未熟な果実の種には「アミグダリン」という有害物質が含まれているのでくれぐれも一度に大量に食しない様に注意が必要です。

話は戻りますが、「田中枇杷のコンポート」はレッスンデザートに何度も登場しました。
6月の中華基礎レッスン「飲茶&万頭」では、「飲茶」の盛り合わせデザートとしてお出ししました。

*豆乳パンナコッタ、田中枇杷のタピオカソース
*無花果と胡桃の求肥
*宇陀金牛蒡風味のローストアーモンド
*金胡麻の極薄サブレ

今回はより健康志向な感じに作ってみました。楽しんで頂けたでしょうか。